引きこもり脱出の第一歩が
 実は就職・定着でも重要だった

服部 仁司

HITOSHI HATTORI

年齢:46歳(2019年8月時点)

就職先:三菱重工株式会社

障がい名:うつ病

職種:清掃職

Passo在籍期間:2年

勤務期間:3か月(2019年8月時点)

Q:パッソ通所のきっかけは?

「その頃はずっと引きこもり状態だったので、とりあえず家から出て生活のリズム付けをしましょうと、保護係の方に紹介してもらったんです。
とりあえず出てくるだけ、朝の挨拶だけして帰る、そこから始まって、ちょっとずつ通所する時間や曜日を増やしながら、生活リズムを就職に導いていったんです」

Q:就職活動は順調でしたか?

「実は1回就職に失敗してるんです。リズムができてないうちに就職しちゃったので。しかも、その会社が初めて採用する障害者が僕で、いきなり健常者の中に一人で入っていったので、周りの目がちょっと…。引け目を感じて半年か1年経たずに辞めてしまいました」
服部さんはパッソに戻り、毎日通所できるようになってから、再び就職活動を始めました。
「まず、実習が始まりました。カフェと事務の仕事に行かせて頂いて、そこで上手くやれた時は『あぁ、働けるのかな』と思えましたね。外の世界と触れ合うということが、自分にとってかなり良かったと思います」
「今の職場はすごい良い環境なので続けていられます。これが一つでも何かあると生活のリズムが狂っちゃうし、通い続けられないと思う。とりあえず自分に合った環境と、頼られがいというか、やりがいというか、そういうのを見つけて自分の居場所を見つけてやっていくことが大事だと思います。お金は後から付いてきますから」

Q:今の仕事の良い点と悪い点は?

「工場内で出る部品の梱包材を処分する運搬作業を中心に行っています。『現場としてはかなり助かってる』と言ってもらえました。人からありがとうと言われるところが良いかなと思っています。1日16000歩も歩くので体も痩せたし(笑)」
「しんどいことはね、今正直ないんですよ。就職する時にも決めてたんですけど、10の仕事を10頑張るんじゃなくて、5の仕事を10頑張ってるから、気持ち的に楽ですね」

Q:目標になった人はいますか?

「スタッフの田中(仮名)さんかな。同じ障害者でも仕事をそつなくこなしてる。これだけ頑張ってるって凄いと思いました。まあ冗談も言い合うけど…すごい尊敬できますね」
「田中さん達スタッフの方の方針でもあるんですけど、僕達でイベントを発案して企画して実行しました。”自主的に”っていうのが良かったですね。そこからかな…自分が利用者さんを引っ張っていく考え方に変わっていったのは」

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