裂き織りの紹介

こんにちは、パッソ刈谷校です。
「作業ワーク」の時間を「報告・連絡・相談」の場面として位置づけて作業を行っています。
うまくいかないとき、困ったときに相談をする、そんな場面作っています。
また訓練生には自分の行った工程の後にどんなことをしているかを知ってもらい見通しをもって行えるような働きかけを行っています。
裂き織りの作業工程の一部を紹介いたします。

●ガーゼを裂く工程
作業ではガーゼに切り込みを入れ、裂いていきます。

目的:
・手指の力を鍛える
・布の状態に合わせて力の調整をする
・ペアで行うときには相手と力加減やタイミングを合わせるため相手を意識する

訓練生から最初は大変、手が痛くなるなどの声が聞かれましたがコツをつかむとスムーズに裂くことができていました。
またペアで行うと普段話をしない訓練生の間で会話が生まれ活気のある空間になっていました。

●織る工程
織り機を使用し、縦糸と横糸を交差させていきます。

目的:
・手指の巧緻性(細かな動き)向上
・縦糸と横糸の構成を理解する
・全体を見通して作業をする練習
・集中力の向上

初めて織る作業を行うときは縦糸と横糸の位置関係に混乱したり、手元ばかりに集中して織り物の形が三角になったりしていましたが、全体を見ながらできるようになるときれいな四角ができるようになっていました。