こんにちは。パッソ刈谷校です。想像と創造の時間に、コロリアージュ(塗り絵)をしました。
訓練生が最初に渡されたのは、不思議な形をした絵の一部分。つながりを無視して、そのピースのなかだけで好きな色を塗っていきます。全体像が見えない中で、与えられたピースを完成させていきます。
最後にみんなで協力して、ピースを組み立ててひとつの絵にしていきます。高い視点から見るひと、線の太さや向きをもとに隣のピースを予想するひと、拡大する前のもとの絵と比べてピースの位置を推理するひと…さまざまな視点で考えることで、短時間で組み合わせることができました。
完成した絵を飾ると、自然と拍手が起こりました。みんなでひとつの作品を作り上げるという経験は、チームで働く喜びにつながります。それぞれのよさを寄せ集めて(ブリコラージュして)、かたちにしていくことは楽しい経験です。
○受講者の声
・自分の塗った場所がどこにあたるのか、まったくわからなかったので、完成した絵を見てはじめてこんな絵だったんだとわかってちょっと感動しました。
・完成図がわからないままひたすら部品を作っていくので、部品工場の仕事を思い出しました。
・みんなそれぞれ個性があっていいなと思いましたが、自分の塗ったところが悪目立ちしているような気がして、そういうとこだぞと自分につっこみました。でも、全体を見たらまとまっていてよかったです。
刈谷校の「想像と創造」の時間では、それぞれの思いつきや考えを、テーマに沿って言葉・イラスト・声などのさまざまなメディアを使って表現していきます。そのプロセスで、まとまりのなさ、ちぐはぐさ、噛み合わなさ、もどかしさ…といったモヤモヤしたおもいが生じますが、それらも丸ごと受け止めて、どっしり構えるキャパシティの土台を作ります。自分のおもいが受け止められる場で、発想力や思考の柔軟性も養われていきます。