自分らしい仕事に出会えば
仕事から学ぶことはたくさん
金井 まゆ子 |
MAYUKO KANAI |
年齢:48歳(2019年10月時点) |
就職先:社会福祉法人ケアマキス |
障がい名:自閉症スペクトラム障害 |
職種:清掃 |
Passo在籍期間:2年 |
勤務期間:2年4か月(2019年10月時点) |
Q:パッソで学んだことは?
「自分にどういう仕事が向いているのかっていう事を探るのが一番大事だったと思います。最初はパソコンの訓練が中心で、スキルが身についたのはすごく良かったんですが、毎日多い時で3時間パソコンに向かっていたら、ちょっと苦痛になってしまって(笑)。自分はパソコン作業にはあんまり向いてないなと思って、別の仕事を探すようになりました」
Q:お仕事で工夫していることはありますか?
「特別養護老人ホームで、床やトイレの掃除やシーツ交換もしてるんですけど、床掃除で使う濡れたモップが重くて、遠くの汚れを拭くと腰や背中が痛くなったりして、扱いに慣れるまではちょっと大変でした。でも先輩を見ていたら、モップをなるべく体につけてぐっと近づけるようにして拭いていたんです。それを真似してからは楽に出来るようになりました。でも、汚れている所があると、つい忘れちゃいそうになります(笑)」
スタッフの方とのコミュニケーションでも、ご自身で工夫していることがあるそうです。「6階をひとりで担当しているので、自分で仕事の順番を決めたりできるのはいいんですけど、介護スタッフの方とコミュニケーションをとる機会が少なくなってしまいます。なので、休憩の時間とかは、一緒になった方となるべく一つは何か話をするようにしたり、入居者様の部屋を掃除するときも、介護スタッフの方に声をかけて『誰々さんの部屋をお掃除してもいいですか?』というふうに伺ってからやるようにしています」
Q:自分が変わったと思うことは?
「以前はちょっとしたことで落ち込むことがあったんです。でも、ここの介護スタッフの皆さんは、何かあっても引きずらない。お年寄りと接する仕事なのでどうしても思うようにいかない事が多いのに、次の日には気持ちを切り替えて働いています。そういう所を見て私も見習うになりました。そうしないと作業が進まないし、仕事も続けていけない。これから生きていくうえで大切にしようと思います。 ”引きずらない”」
Q:目標になる人はいますか?
「職場でひとり、介護スタッフの23歳の女性がいるんですけど、とても23歳とは思えないくらいしっかりしてるんです。すごい行動力があるというか、本当にできることに偏りがなくマルチでコミュニケーション力もある。チームのリーダーをやっているんですけど、若いのにすごいしっかりチームをまとめています。彼女のようにはなれなくても、私も今よりは変わっていけたらなと、見ているとそんな風に思います」
卒業生
五十住 万貴人 さん
卒業生・企業担当者様
永井 克明 さん
卒業生・企業担当者様
山本 佳生 さん
卒業生・企業担当者様
石原 波留季 さん
卒業生・企業担当者様
松村 京亮 さん
卒業生・企業担当者様
広田 之生 さん
卒業生・企業担当者様
中村 直人 さん
卒業生
奥薗 紘章 さん