急いだら諦めていたかも…
就職は焦らずゆっくり頑張れ

森 絢加

AYAKA MORI

年齢:22歳(2020年3月時点)

就職先:ニチアス株式会社

障がい名:知的障害

職種:清掃職 事務職

Passo在籍期間:2年

勤務期間:3か月(2020年3月時点)

Q:パッソを知るきっかけは?

「パッソに通う前に働いてた会社は、あんまり話しかけてくれる人もいなかったので、少し大変でした」その後、退職してしまった森さんですが…「最初は家で寝たりしてて…でもハローワークに行ってパッソのことを知りました。月曜から金曜通うようになってからは、パソコンとかウォーキングの訓練ができたので体力もついて、今の会社に入ることができました」

Q:パッソに通っている間はどんな事をしましたか?

「パソコンはさわったことはあったけど、エクセルの表計算が最初うまくできなくて。でも、だんだん、問題文を見て少しずつ出来るようになりました。少し得意だったのは漢字の訓練。苦手だったのは職業研究です。あと冬の期間、清掃するときに加湿器の水の補充もやってました」職業研究とは、自分の能力を生かせる仕事に就くために、色々な職種の内容を知ること。森さんが今の会社を選ぶまでには、他にどんなステップがあったのでしょう。
「一回会社見学に行き、その後実習のお願いをしたところ、実習を引き受けてくださいました。」実習に3日間参加してみたところ、最初の時は大変でしたが2日目ぐらいからは慣れてきて、パソコンのデータ入力と清掃がやりやすかったのと、あとは働いている人がスーツで明るい感じだったので、ここで働きたいと思いました。加湿器の水の補充もやって、パッソでやったことが役に立ちました」
面接に向けたマナーの訓練もあったそうです。面接本番は緊張しなかったのでしょうか?「支援員さんが一緒に来てくれました。一人じゃ緊張と不安で出来なかったです」

Q:今のお仕事は楽しいですか?

「はい。大変ですけど、楽しいです。最初仕事を始めた時は、色々覚えるのが大変でした。ゴミを捨てる場所が最初分からなくて人に教えてもらったり、通路にゴミを置いていたのを注意されたり。今はどっちも出来るようになりました。
前はデータ入力もしていて、最初は数を間違えないように何度も確認してたけど、だんだん少しずつ出来るようになった。間違えずにできた時は嬉しかったです」

Q:就職を目指す仲間へメッセージを

「パッソは2年間通えます。まずだんだん体力をつけるための訓練をして、体力がついたら順番に、仕事のための訓練をして、実習をして、面接の練習をして、そこから面接をやる。ダメだったら他のところを探して、また実習を3日間して面接して、3ヶ月のトライアル雇用を経て、採用。焦らずにゆっくりと頑張って下さい。すぐ就職したいからって急いでたら、私は多分あきらめてました」

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