僕のために叱ってくれて
素直な自分に変わった

奥村 正人さん

 

年齢:51歳(取材時)

就職先:三菱ふそうトラックバス

障がい名:自閉症スペクトラム

職種:農業

Passo在籍期間:2年2か月

勤務期間:3か月(取材時)

Q:お仕事の内容を教えてください。

農場で野菜作りの仕事をしています。1チーム3人ぐらいで作業をしていますが、他のメンバーも障害者の人たちです。今の時期だと、小松菜とか大根を育てています。農業をやるのが全く初めてで、野菜の特性など勉強することが山ほどあり、勉強する時間が足りないぐらい大変です。でも、何かあったら、すぐ農場長に相談できる環境なので助かっています

Q:パッソに通った日々を振り返ってどうでしたか?

パッソに通い始めたきっかけは、病気で生活保護を受けて何もしない生活だったときに、市 役所のケースワーカーの方から勧められたことでした。最初は、学校みたいかな、と思っていたんですが、実際に通い始めてみたら違ってました。就労移行支援事業所なので、学ぶだけでなく、就職のための授業を受けたり実習に行ったりしました。
最初来た時に、支援員のFさんにいろいろと叱られて、大嫌いだったんですよ(笑)。でもそれがぼくのためを思って叱ってくれているのが分かって、自分も変わってきたんです。しゃべる時に、自分の意見ばかりを言うんじゃなく、周りの状況を見ながら話をすることができるようになりました。授業も指導も役立つ内容のものでした。
パッソで日々学んでいる過程で、今の職場に実習に行く機会がありました。そこで、作業優先ではなく、多様な障害を持つ人の特性を理解し、障害者のことを第一に考えてくれている場所だと実感しました。それで今の仕事に決めました。

Q:今後の目標は、なんですか?

仕事では、いろんなことを聞いても、答えてくれる農場長のような人になりたいです。また、今の仕事では、みんなと一緒に作業していく中で成長できたらいいですね。プライベートでは、パソコンが好きなので、スキルをどんどんアップさせたいと思います。将来的にパソコンの仕事をしたいわけではなく、趣味として、プログラミング言語とかにチャレンジしたいです。

Q:これからパッソに通う人にメッセージを

パッソの授業やスタッフの指導に対して、嫌いとかいいとか、良いとか悪いとか自分勝手に判断せず、まず素直に受け入れ実行するといいと思います。また、もともと誰が言ったかよく知らないんですが、「生きてるだけで丸もうけ」という言葉を座右の銘にしています。皆さんも、生かされていることに感謝して、就職できるようパッソで毎日を過ごしてください。

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