パッソから就職し、お仕事を頑張っている卒業生の皆さんに、訓練中のエピソードや働く楽しさをインタビューしました。

得意な仕事で活躍できる。

里路 直也 さん

年齢:33歳(取材時)

就職先:坂祝町役場

障がい名:統合失調症

職種:軽作業

Passo在籍期間:2年

勤務期間:1年6ヵ月(取材時)

目標はリーダーになる事です。

Q:なぜ坂祝町役場で働こうと思ったの?

前職と仕事内容が似ていたのでここで働こうと思いました。今は清掃作業や事務補助など、役場職員の方の補助業務を行っているのですが、以前の勤務先でも敷地内の雑草を取ったりごみを拾ったりする清掃作業を行なっていたので、前職でのスキルを活かせると思いました。また外の景色を見ながら仕事が出来るので気持ちよく仕事することが出来ていて、自分には向いているなと感じています。

Q:働くうえで大切にしていることは有りますか?

障害の特性で季節の変わり目とか温度差がある時期には、どうしても憂鬱な気持ちになる事が有ります。憂鬱な気持ちになった時にどう自分で対処していくかには気を付けています。具体的には暖かい飲み物を飲んで気持ちを入れ替えるとか、少し休憩をはさむとかして憂鬱な気持ちになった時に仕事に影響が出ないように対処しています。
また睡眠時間をしっかり取るようにしています。僕はパッソに通い始めた頃はなかなか生活リズムが整わなくて遅刻してしまう事が多かったのですが、こちらで働くようになってからは一度も遅刻をした事は有りません。
毎日大体11時には寝るようにしていて、もっと早く寝る日もあります。早く寝るとやっぱり次の日も気持ちが良いので、すっきりとした気持ちで仕事をすることが出来る。働くうえで大切にしていることは休むことかもしれません。

坂祝町教育委員会
教育課 係長 林 伸孝 さん

Q:社内での里路さんの様子を教えて下さい。

すごくこつこつと黙々作業をするし、言われたことをきちんとやりきる印象です。去年は図書館で行われるイベント用の飾りを作ってもらったんですけど、折り紙を切ったりする所はすごく丁寧ですごいなと感心しました。
また近くの幼稚園に週2日出向いて、園内の環境整備や事務を専門で行う園務員さんの補助をして頂いているのですが、里路さんが居る事でとても効率よく作業が回っています。今後の課題は、自分から計画して行動できる様になってもらいたいです。例えば清掃作業ですと私が一緒に付いて一日の清掃スケジュールを組んで作業すると問題なく作業できるのですが、一人になってしまうとなかなか難しい。自ら考え判断して、その日に行う仕事や作業が出来るようになるともっと良いと思います。

Q:今後の目標は何ですか?

一つは体力面を鍛えたいです。仕事柄、夏は暑くて冬は寒い仕事なので、体力を付けて暑さとか寒さにもう少し対応出来るようになって仕事を効率よくこなすこと。もう一つは幼稚園で一緒に働いている先輩の園務員さんのようになることです。仕事も几帳面ですごく丁寧な作業をしていらっしゃるのでいつかあんな風になれたら良いなって思っています。

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