パッソから就職し、お仕事を頑張っている卒業生の皆さんに、訓練中のエピソードや働く楽しさをインタビューしました。
H.K さん |
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年齢:30代(取材時) |
就職先:富国生命保険相互会社 名古屋支社 |
障がい名:自閉症スペクトラム |
職種:事務 |
Passo在籍期間:1年 |
勤務期間:2年3ヵ月(取材時) |
Q:なぜこの仕事に就こうと思ったの?
富国生命の他に1社別の金融機関からも内定を頂いていたのですが、富国生命は内定を頂いた後の対応がとても好印象だったことに加えて、勤務時間の短縮や障がいに対する配慮など入社後のフォロー体制が会社としてしっかりと整っていたこと、そして支援員との定期的な面談が設けられている点が魅力的だったので、最終的には富国生命に決めました。
Q:パッソに通おうと思ったきっかけと利用した感想を教えて下さい。
私は前の職場を体調不良で休んでいた時期に別の就労移行支援事業所に通っていた事があるので、就労移行支援事業所の事は知っていました。前職を退職する事になり、もう一度就労移行支援事業所に通いたいと思い、社会福祉協議会のサポーターの方に相談したところ、以前通っていた就労移行支援事業所よりパッソはカリキュラム内容のレベルが高いので、Kさんには向いていると思う、と言われパッソを紹介していただき、見学に行ったのがきっかけです。 パッソに通って良かったことは、パソコンを学べたことです。PCスキルは高い方ではなかったので、カリキュラムを通してWord、Excel、PowerPointの知識が身につき今の仕事に活かせています。業務で研修資料を作るのですが、今ではPowerPointを使ってイチから資料を作ることが出来ています。
富国生命保険相互会社 名古屋支社 内務次長 岩瀬 美和さん
Q:社内でのKさんの様子を教えて下さい。
Kさんに担当頂いている業務はすごく奥が深い業務なのですが、色々なことに関心を持って取り組んでくれています。なぜこの手続きが必要なのかや、保険に関する内容などをご自分で深く調べた上で、お客様にとってどういう手続きをしたら良いのかを考えて答えを出してくれていますので、周囲からの評判も良く、経験に基づいたアドバイスをしてくれるということを聞いています。彼女の特性上一人で悩んでしまったり、コントロールができない時などが時々あります。私に相談することによって早く問題が解決する時もありますので、一人で抱え込まないよう、話しやすい関係構築を意識しています。また、会社全体としても障がいをお持ちの方を業務スタッフという職種で採用しており、その方々を対象とした集合研修も開催して、自己のふりかえりや同じ職種の方たちとの情報交換ができる場を提供しています。
Q:パッソに通って変わった事は有りますか?
パッソで一年間様々な障がいをお持ちの方と同じ時間を共にしたことで、自分の視野が広がって物の見方が良い意味でかなり変わったと思います。 自分の中では普通だったことが普通じゃないという事に気づけたので、他の人がイライラしてしまうような間違いも、間違いを少なくするにはどうしたら良いのか?という視点を持って考えられるようになりました。
卒業生・企業担当者様
北川拓実 さん
卒業生・企業担当者様
H.K さん
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